こんにちは。
出張専門写真館 ウォレスともみフォトグラフィーのウォレスともみです。
今日はバース（出産立会い）フォトを撮影させて頂いた時のレポートです。
撮影させて頂いたのは夏だったので、かなり時間が経ってしまいましたが、この感動の出来事はどうしても新しいHPに書きたかったので今日に至りました。
出産の経験がある方は、ご自分の時を思い出しながらご覧ください！
某日の朝、陣痛きたので病院に行きますとのご連絡をいただき、私も急いで病院に向かいました。
たまたまこの日は別の仕事は入っておらず、入っていた予定も運よくリスケしてもらえました。
出産立ち会いは、何よりもタイミング命です。
私が到着して程なく診察に。
診察待合室にマタママさん向けの本が色々置いてあって、私も読んだなって、ママさんの診察中に待合室で待ちながら思い出していました。
名前を考えている時とか、本当に幸せな時間ですよね。
分娩までの時間は陣痛室で過ごします。
平日の昼間だったので、ご家族はそれぞれお仕事や、上のお子さんは保育園に行っていたので、ママお一人で陣痛を耐えます。
そんな時は特に助産師さんは心強い味方ですよね。
私はすぐそばにいるんだけど、痛みで苦しむママさんを見ても何もしてあげられくて、私はここでこうやって写真撮ってていいんだろうか？って申し訳ない気持ちになって、立ち会い撮影の時は本当に悩みます。
でも、私はこの記録を残すお手伝いをするのが仕事なので、心の中で、頑張れ頑張れって言いながらシャッターを切り続けました。
まだまだ長期戦になりそうなので、体力をつけるために痛みの合間を縫ってランチタイム。
しんどい。しんどい。しんどいですよね…
だいぶ進んではきたんだけれど、あともう一息が来なくて、促進剤を打つことになりました。
夕方になり、ばあばと（もうすぐ）お姉ちゃん到着。
ママ頑張ってるよー
ドキドキしながら待ちます。
でもまだ一歳。
この時点ではお姉ちゃんになるってどういうことなのか、自分以外の赤ちゃんがやってくるってどういうことなのか、あんまり理解できてないよね。
そろそろ陣痛の間隔も短くなり、子宮口も開いてきたので分娩室に移動します。
準備も整って、もう少し、もう少しなんだけど、でもやっぱりまだ陣痛足らず。
一旦仕切り直します。
促進剤追加としばしの休憩のあと、仕切り直して
ついに…
待ちに待ったベビちゃんについに会えました！
もう、私も感動で泣きながら夢中でシャッターを切りました。
赤ちゃんの誕生って、本当に奇跡ですよね。
こんな尊い瞬間に立ち会わせて頂けて、本当に感謝しかないです。
ママさん長い時間、本当に本当にお疲れ様でした。
元気な男の子です。
この安堵のお顔がとっても美しくて、神々しくて、今回何百枚も撮影しましたが、私が一番好きな一枚です。
ママと繋がっていたへその緒を切ってもらいます。
今は割と小さめベビーちゃんが多いので、3444gといえば割と大きめなのかな。
体重を測った後も、色々と採寸。
こうしている間にどんどん血色がよくなってきて、”赤ちゃん”ってよく言ったもんだなって感心するくらい赤くなってきました。
色々測って、綺麗にしてもらって、再度ママの元へ。
そして、ママの胸でカンガルーケア。
ああ、幸せの瞬間ですよね。
ばあばとも対面です。
大きな仕事を成し遂げた後の、なんて美しい笑顔なんだろう。
お姉ちゃんとじいじもご対面。
まだお姉ちゃんになりたてだし、多分状況が把握できてないよね。驚きと戸惑いの表情がまた印象的でした。
もうきっと今頃はすっかり名実ともにお姉ちゃんになっているんだろうね。
最後にみなさんで。
こちらの産院は、ママさんが生まれた産院であり、お姉ちゃんも生まれた産院だそうで、そして今回新たに弟くんも同じ産院で。
ご家族の歴史とともにある産院で、このような素晴らしい撮影をさせて頂けて感謝です。
長い歴史があるこちらの産院でも、今回のようにカメラマンが立ち会って出産シーンを撮影するのは初ということです。
私のような医療従事者でないカメラマンを立ち会わさせて頂き、院長先生はじめスタッフの皆様のご理解とご協力のおかげです。
本当にありがとうございました。
立会い撮影は何と言ってもタイミングが命で、ご出産のタイミングと私のスケジュールが合わないと撮影できないので、基本的に撮影繁忙期の春と秋以外の、夏と冬にご出産予定の場合のみ受け付けています。
また、出産はママさんにとっても赤ちゃんにとっても命がけの大仕事ですので、撮影をご依頼頂いた経緯や出産に対するお気持ちなどを、ご出産前にヒアリングさせて頂いています。
この度はこのような命の誕生という素晴らしい瞬間に立ち会わせて頂き、撮影のご依頼ありがとうございました。
お子さんの健やかなご成長を願っております。
そして、またお会いできる日を楽しみにしています！